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RENOVATED町家~鉄骨階段の家~Vol.2
2020.10.07再生までのエピソード

■再生までのエピソード

~泉涌寺東林町・RENOVATED町家_鉄骨階段の家~

②腐食箇所補修工事

今回は、町家をスケルトンにした後に行う土台や柱の補修工事について書いていきます。

町家をいざスケルトンにしてみると、いたるところに腐食が見られます。

例えば、足元(土台)です。昔の建物は、しっかり立ち上がりのある基礎の上に土台が緊結されているということがなく、のべ石の上に土台が直接敷かれており、地面に近いことから湿気を吸い上げ易く、腐食している場合が多いのです!

京都市内の地域には様々な特性があり、湿気が多く軟弱な地盤の上に建てられている町家も少なくありません。

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他には、シロアリや、湿気による柱の腐食も多く見られます。このような場合、柱はホームコネクター(接合技術)による根継ぎ、土台は腐食箇所切断の上、取替を行います。

この作業をする為にはまわりの既存土壁を削り取らなければできないので、当然あとで土壁の補修も行います。

ホームコネクター工法とは?
ホームコネクター工法は、木造建築において木材を美しく、強く、そして簡単に接合する接合技術で、 接合すべき木材にドリルで穴をあけ、中空式のボルトに似た接合金物 を挿入し、木材とホームコネクター間の隙間を接着剤で完全に充填することにより、 木材同士をガタ無く接合する技術です。詳細については、こちらをご覧下さい。 http://www.homeconnector.co.jp/homeconnector/

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補修するためにも補修が必要なんですね...(笑)

腐食箇所の補修が終わり次第、新しい柱や梁、基礎を施工していくことができます。

町家再生にかかるまでの下準備がいかに大事かわかりますね~。

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